「SES、SIer、自社開発——結局どれがいいの?」と迷っているエンジニアは多いでしょう。
この3つの企業形態は、年収・働き方・キャリアパスが大きく異なります。結論からいうと、年収面では自社開発が平均697万円と最も高く、SESの350〜460万円と比較すると最大で297万円の差があります。
この記事では、各データを比較表で整理し、それぞれの特徴を客観的に解説します。
年収・働き方の比較データ
まず、3つの企業形態を主要な項目で比較します。
| 項目 | SES | SIer(元請け) | 自社開発 |
|---|---|---|---|
| 平均年収 | 350〜460万円 | 約611万円 | 約697万円 |
| リモート率 | 約41.5% | 約50% | 約43.2% |
| 平均残業時間 | 月20〜30時間 | 月25〜40時間 | 月15〜25時間 |
| 案件選択の自由度 | 低い(営業都合) | 中程度(プロジェクト配属) | 高い(自社プロダクト) |
| スキルの幅 | 案件依存 | 上流工程に強い | フルスタック寄り |
出典:年収データはdoda平均年収ランキング、リモート率はLedge.ai調査を参考
キャリアパスと将来性の違い
次に、それぞれのキャリアパスと将来性を比較します。
| 項目 | SES | SIer | 自社開発 |
|---|---|---|---|
| 主なキャリアパス | リーダー→営業/PM | SE→PM→管理職 | エンジニア→テックリード→CTO |
| 技術者としての将来性 | △(管理職寄り) | △(マネジメント寄り) | ◎(技術専門職あり) |
| 市場価値の上がりやすさ | △ | ○ | ◎ |
| 転職時の評価 | 案件内容次第 | 元請け経験は評価高 | プロダクト開発経験は高評価 |
自分に合った企業形態の選び方
企業形態を選ぶ際は、以下の3つの軸で自分の優先順位を明確にしましょう。
軸1:年収を最優先したい場合
自社開発企業が最も有利です。特にWebサービス系やSaaS系企業は、エンジニアの年収水準が高い傾向にあります。
軸2:安定性と研修制度を重視する場合
大手SIerが適しています。大手SIerは研修制度が充実しており、プロジェクトマネジメントのスキルを体系的に習得できます。
軸3:まずは経験を積みたい場合
SES(特に優良SES)から始めて、複数の現場で経験を積むのも一つの戦略です。ただし、2〜3年を目安に次のキャリアを検討しましょう。
よくある質問
可能です。ただし、ポートフォリオや個人開発の実績があると選考の通過率が上がります。IT求人倍率は約3.4倍と売り手市場ですので、しっかり準備すれば十分にチャンスがあります。
一般的に自社開発の方が残業は少ない傾向です。SIerは納期が厳格なプロジェクトが多く、繁忙期の残業が増えやすいのに対し、自社開発はスプリント単位で工数を調整しやすい特徴があります。
あります。フリーランスエンジニアの平均年収は862万円(PE-BANK調べ)と高水準ですが、社会保障や案件途切れのリスクも考慮が必要です。
まとめ
企業形態の違いを正しく理解することで、自分に合ったキャリアを選択できます。
SESから自社開発への転職を具体的に検討している方は「【データで解説】SESから自社開発への転職データ|年収差297万円の現実」でリアルなデータを確認できます。転職を考える際の判断材料にしてみてください。


