「SESは全部ブラック」という声を耳にしますが、これは正確ではありません。SES企業の中にも、還元率70%以上・案件選択制・単価公開といった透明性の高い「優良SES」は存在します。
結論からいうと、10のチェックポイントを確認すれば、優良SESとブラックSESを高い精度で見分けられます。この記事では、その具体的な方法を解説します。
優良SESとブラックSESの違い
まず、両者の典型的な違いを比較します。
| 項目 | 優良SES | ブラックSES |
|---|---|---|
| 還元率 | 70〜80% | 40〜55% |
| 案件選択 | エンジニアが選べる | 営業が一方的に決める |
| 単価公開 | 本人に開示 | 非公開 |
| 待機時の給与 | 基本給100%保証 | 大幅カットまたは無給 |
| 離職率 | 10%以下 | 20〜30%以上 |
見分けるための10のチェックポイント
以下の10項目を面接や企業調査で確認しましょう。
| # | チェック項目 | 確認方法 | 優良の基準 |
|---|---|---|---|
| 1 | 還元率 | 面接で直接質問 | 70%以上 |
| 2 | 案件選択制 | 面接・求人票で確認 | 複数案件から選べる |
| 3 | 単価公開 | 面接で質問 | 本人に月額単価を開示 |
| 4 | 待機時の給与 | 面接・就業規則で確認 | 基本給100%保証 |
| 5 | 評価制度 | 面接で質問 | 明文化された評価基準がある |
| 6 | 研修制度 | 求人票・面接で確認 | 技術研修・資格取得支援あり |
| 7 | 商流の深さ | 面接で質問 | 元請け直・2次請けまで |
| 8 | 口コミ評価 | OpenWork・転職会議 | 総合3.0以上 |
| 9 | 離職率 | 面接で質問 | 15%以下 |
| 10 | 経営者の考え方 | 経営者ブログ・SNS・面接 | エンジニアファーストの姿勢 |
チェックポイントの具体的な確認手順
10のチェックポイントを効率的に確認するための手順を紹介します。
ステップ1:求人票・企業HPで事前調査(所要時間:30分)
還元率・案件選択制・研修制度は求人票に記載されていることが多いです。記載がない場合は面接で質問するリストに追加しましょう。
ステップ2:口コミサイトで評判確認(所要時間:20分)
OpenWork・転職会議で「還元率」「待機」「案件」などのキーワードで口コミを検索します。
ステップ3:面接で直接質問(面接当日)
事前調査で確認できなかった項目を面接で質問します。質問に対して曖昧な回答しかない場合は要注意です。
ステップ4:内定後に条件を書面で確認(内定後)
口頭での説明と書面の条件が一致しているか、オファーレターで必ず確認しましょう。
よくある質問
はい。優良SESでも基本的には客先常駐です。ただし、優良SESは案件を選べる・還元率が高い・スキルアップ支援があるなど、同じ客先常駐でもエンジニアの満足度が大きく異なります。
目的によります。「まずはいろいろな現場を経験したい」なら優良SES、「一つのプロダクトに深く関わりたい」なら自社開発が適しています。年収面では自社開発が平均697万円と高水準です。
まとめ
SES企業の選び方一つで、年収もキャリアも大きく変わります。しっかり見極めて、後悔のない選択をしましょう。
そもそもSESから自社開発に転職すべきか迷っている方は「【データで解説】SESから自社開発への転職データ|年収差297万円の現実」でデータを比較してみてください。判断材料になるはずです。


