「自社開発エンジニアって、普段どんな1日を過ごしているの?」「SESとはどこが違うの?」——自社開発への転職を検討しているSESエンジニアにとって、リアルな働き方のイメージは気になるポイントです。
結論からいうと、自社開発とSESでは「時間の使い方」「コミュニケーションの質」「自律性」が大きく異なります。この記事では、それぞれの1日を具体的に比較し、違いを明らかにします。
自社開発エンジニアの1日(タイムテーブル)
一般的な自社開発企業(Webサービス系)のエンジニアの1日を紹介します。
| 時間 | 活動 | 内容 |
|---|---|---|
| 9:30 | 出社・Slack確認 | リモートまたは出社。Slackで夜間の通知やPRレビュー依頼を確認 |
| 10:00 | デイリースクラム | 15分の朝会。昨日やったこと・今日やること・困っていることを共有 |
| 10:15 | 開発作業(午前) | 集中して機能開発。自社プロダクトの新機能をコーディング |
| 12:00 | ランチ | チームメンバーとランチ。雑談からアイデアが生まれることも |
| 13:00 | PRレビュー | チームメンバーのプルリクエストをレビュー。コード品質の維持 |
| 14:00 | 開発作業(午後) | 午前の続きや別タスクの開発。テストコードも書く |
| 16:00 | 1on1ミーティング(週1回) | マネージャーとの1on1。キャリアや技術課題を相談 |
| 16:30 | 開発作業・ドキュメント整備 | 開発の仕上げや技術ドキュメントの更新 |
| 18:00 | 振り返り・翌日の準備 | 今日の進捗をJIRAに記録。翌日のタスクを整理 |
| 18:30 | 退社 | 定時退社が基本。残業は月15〜25時間程度 |
SESエンジニアの1日との比較
次に、SESエンジニアの典型的な1日と比較します。
| 項目 | 自社開発 | SES |
|---|---|---|
| 出社時間 | 9:30〜10:00(フレックスも多い) | 9:00(客先の定時に合わせる) |
| 朝会 | デイリースクラム(チーム全体) | 客先のルールに従う(ない場合も) |
| 開発スタイル | スクラム・カンバン | ウォーターフォールが多い |
| コードレビュー | PRベースで全員参加 | 現場によりバラバラ |
| 1on1 | 週1回(マネージャーと) | ほぼなし |
| 使用ツール | GitHub・JIRA・Slack・Figma | 客先のツールに従う |
| 退社時間 | 18:00〜18:30 | 客先の定時(残業は案件次第) |
| 勤務地の自由度 | リモート可の制度あり | 客先の方針に依存 |
自社開発ならではの文化・制度
SESではなかなか経験できない、自社開発企業ならではの文化や制度を紹介します。
スクラム開発
2週間のスプリント単位で計画・開発・レビュー・振り返りを繰り返します。チーム全体で進捗を共有し、問題を早期に解決する文化です。
プルリクエスト(PR)レビュー
コードの変更はすべてPRを通じてレビューされます。レビューを通じてチーム全体のコード品質が向上し、メンバー同士の学びにもなります。
1on1ミーティング
週1回、マネージャーと30分程度の1on1を実施。キャリアの相談、技術的な課題、チームの改善点などを話し合います。SESでは自社の上司と月に1回も話さないことが珍しくありません。
技術選定への参加
フレームワークやライブラリの選定にエンジニアが関われるのも自社開発の特徴です。「なぜこの技術を採用するのか」を議論する経験は、技術力の向上に直結します。
よくある質問
いいえ。スクラムを採用している企業が多いですが、カンバン方式やチーム独自の開発フローを採用している企業もあります。面接時に開発プロセスを質問するとよいでしょう。
一般的にSESより少ない傾向です。doda調べではIT企業の平均残業時間は月約23時間ですが、自社開発企業はスプリント単位で工数管理するため、極端な残業は発生しにくい構造です。ただし、リリース前やインシデント対応時は増えることもあります。
馴染めます。最初はスクラムやPRレビューに戸惑うかもしれませんが、多くの自社開発企業はオンボーディング期間を設けており、段階的にキャッチアップできる環境を整えています。SESで培った適応力はここでも活きます。
まとめ
自社開発の働き方をイメージできたでしょうか。実際にSESから自社開発に転職するとどのような変化があるのか、年収面のデータも含めて知りたい方は「【データで解説】SESから自社開発への転職データ|年収差297万円の現実」をぜひ参考にしてください。


